國際抜刀道連盟

平成10年頃までの間に、抜刀道と名の付く団体は幾つか 生まれ育っておりましたが、 いずれも、中村泰三郎先生を総師範と掲げてはいるものの、 活動実態は師範のお考えとは少しずつずれて来ていました。

これでは、先生の長年努力されて来たことが後世に伝わらないとの 危機感から、直属の稽古会である横浜鶴見の鶴誠会と、 先生の郷里山形の錬心会とが中心となり、 主旨に賛同する中村流として稽古している会なども集まって、 先生が独自の連盟として設けていたものを平成9年(1997年)4月に 組織整備して設立し直したのが当連盟です。

大会としては、その前から山形にて戸山流中村流抜刀道大会として 開催していたものを引き継ぎ、 平成10年に新組織としての初めての大会を 第三回 國際居合抜刀道連盟全国大会として開催しております。

先生の稽古の三本柱は、一人で行なう「戸山流・中村流の形」 二人で行なう「中村流組太刀」そして「試斬り」であり 当連盟の大会では、このどれもが生かせるような 競技内容となっております。

鶴誠会にはカナダ・セルビア・オーストラリア・ポーランドなどの 諸外国から稽古に来る人も有り、日本で数箇年の修行して 本国において稽古会を開いています。

現在、アメリカの2支部、イギリス支部、韓国のグループなどが 特に活発な活動しております。

また、韓国で活動中の李英植氏を中心とするグループが 2002年には法人格を取得しソウル大学にも認められています。

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